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レイヤードローイング

・タイトル_レイヤードローイング / Layer Drawing
・WS考案者_中西信洋
・WS作成年_2005
・所用時間_2時間〜3時間
・予算_一人あたりの目安/1000円〜2000円(ライトボックスを除く+インクは一部のみ使用)<スライドマウント(白)(100枚入り1700円_4人でシェア)、インク赤青黄緑(各372円)、2mm厚両面テープ幅19mm×長さ0.8mm(400円程度)その他100円ショップなどでの購入500円程度>

 

 

・内容_
このワークショップは考案者の作品である“Layer Drawing”シリーズから派生したワークショップである。透明フィルムを挟んだ6×7サイズのポジマウント12枚を1セットとして、各自2セット(合計24枚)のドローイングを描く。描く道具には、インク、ストロー、洗剤、シャボン玉用液、爪楊枝、綿棒など通常は絵を描く道具として使用されないものを使い、インクのにじみやたれ、インクを混ぜたシャボン玉が弾ける模様などの自然にできる効果を生かしながら描き進める。12枚を1セットとして重ねることで見える色や形の重なり、奥行きなどの1枚づつ描く絵とは違う立体的な描画体験をする。

 

・ポイント_
1_一枚一枚のドローイングとして完結するのではなく、12枚がひとつの束になった時にできる立体的な模様や色味の重なりなどに注目する。
2_インクを混ぜたシャボン玉が弾けさせたり、インクに水や洗剤を混ぜて濃度を変えたりすることで色や形の効果が変化することを体験する。
3_24枚描けたら、12枚の束の中での順番を入れ替えたり、組み合わせを入れ替えたりすることでそれぞれの束にテーマを設けていく。
・使う道具_大型ライトボックス(マウントのフィルム部分だけを光らせるようカバーを作っておく)、定規、カッター、カッティングマット、洗剤(シャボン玉溶液を作たり、インクの粘度を調整するために使う)、小さいプラスチックコップ(シャボン玉溶液を作ったり、水をいれたりしておくため)、お弁当用アルミ容器(少量のインクを入れたり、洗剤と混ぜたりするため)、ストロー(少量の水をさすスポイト代りに使ったり、シャボン玉やインクを噴いて模様を作ったりするため)爪楊枝(インクを伸ばしたり引っ掻いたりするため)、綿棒(描画用)
・使う材料_6×7サイズ紙製ポジマウント(w100×h80mm、各24枚)、インクジェット用透明フィルムA4サイズ一人3枚(w85×h70mm/マウント1枚分をA4サイズから8枚切り出すことができるため24枚分)
、インク各4色(赤、青、緑、黄)、厚手両面テープ(厚さ1mm以上幅5mm)、A4サイズの白い紙(描くときの下敷き用、インクの色が見やすくなる)

 

・プロセス_
1_A4サイズのインクジェット用透明フィルムをw85×h70mmサイズにカッターやハサミを使って24枚分カットし、紙マウントに挟んでいく。フィルムのプリント層(触ってザラザラしている面)を上にしておく。
2_フィルムのプリント層の反対側(フィルムのツルツルしている側)の紙マウントの四隅に、5mm角にカットした厚手両面テープを貼つける。
3_白い紙を下敷きにして、フィルムのザラザラ面側にインクの滲みやたれ、シャボン玉溶液にインクを混ぜてはじける時にできる模様などを使って描く。綿棒や爪楊枝などの道具は自由に工夫して使う。5〜6枚ほど描いた段階で一度ライトボックスの上に置き、光を通した色味や重なりによる変化を確認する。
4_12枚できたあたりで再度ライトボックスの上にのせて、色味の重なりや順番によって変化する奥行きを推敲する。
5_24枚ができた段階でどのフィルムをどちらの束に合わせるのがよいか、順番を変えることでどのような変化が生まれるのかを確認しながら最終的な形態を決めていく。
6_決定したマウントの裏面に取り付けてある両面テープの裏紙を外して、マウントの束を12枚1組で貼り付け、固定していく。
7_裏面にサインと日付をつけて完成

 

 

 

 

 

 

 

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